きっと誰もが一回は作ったことがある「てるてる坊主」
あなたの知ってる作り方と捨て方は本当に正しいんでしょうか?
たかがおまじないでもされどおまじないです。
天気が気になるあなたに、本当の作り方と捨て方をマスターしましょう。
これでおまじない効果も発揮されるはず・・・?
こちらもチェックしてみてね!
「てるてる坊主」とは
そもそも「てるてる坊主」の意味を知っていますか?
あまりそんなことを考えたこともないですよね。
意味は、「お坊さんの力を借りて雨を封じる」です。
実は、中国から平安時代から江戸時代までの間に伝わってきた風習で、「ほうきを持った女の子に似せて作った紙人形が雨雲を払ってくれる」と言われていたそうです。
え?女の子からお坊さんになるの?
中国から伝わった風習だと「女の子」なんですが、日本ではお坊さんの方が信仰されていて願いが叶いやすくなるからという理由で坊主と言われるようになりました。
確かに昔からお坊さんが願えば叶いそうだね
そして太陽が照ることを祈るという意味から、「てるてる坊主(照る照る坊主)」と呼ばれるようになりました。
てるてる坊主といえば、ティッシュで簡単に作れて「明日晴れますように」と願うという感じです。
きっとそんな感じで作っている方が多いんじゃないでしょうか?
しかも、作るのは作るけどその後のてるてる坊主どうしてますか?
捨てるときのことはあまり印象にないということは、そのまま何も考えずにゴミ箱にぽいっとしてる可能性が高いですよね。
そのときの気をつけたい捨て方もぜひチェックして気をつけてみてください。
てるてる坊主の正しい作り方
家にあるものだけで作ることができる、正しいてるてる坊主の作り方です。
- ティッシュ 2枚
- 針 (扱いには気をつけてネ)
- 糸 (30〜40cm程)
- 輪ゴム 1つ
- セロハンテープ
準備するものはこれだけなので、家にあるものだけで簡単に作ることができますね。
これだけならすぐ作れそうワン
〜作り方〜
その1、
ティッシュを丸くまるめる。
大きさはピンポン球とビー玉の中間くらいのサイズでOK。
崩れてくる可能性があるので、セロハンテープで補強する。
その2、
針に糸を通す。(イメージはこんな感じで・・・)
1本の糸で、どちらも玉結びしておいてくださいね。
右側に出ている部分はあとから吊るすために必要になります。
その3、
その1でまるめたティッシュに針を刺して玉結びをセロハンテープで止めてから、
何も触っていない綺麗なティッシュの真ん中を針で刺して糸の吊るす部分まで出たら針は危ないので抜いてしまう。
上から見るとこんな感じになるのが理想です。
まるめたティッシュはこの綺麗なティッシュのバッテンの下にきます。
その4、
まるめたティッシュを綺麗なティッシュで包み込んで、首の部分に輪ゴムを巻きつける。
はい、完成です〜〜〜
こんな感じで簡単に作ることができます。
糸通しが難しい場合、輪ゴムのところに糸を付けて吊るすことができるようにしましょう。
針のところだけわかりにくいワン・・・
一生懸命書いたので許して。(泣)
顔は書かないことがポイント
「これのどこが正しいところなの?」
「僕/私が知ってるのもこれだよ?」
となったそこのあなた!!!!!
本当に作ったらこれで終わってますか?
重要なポイントは、これで完成しているところです。
お分かりですか?
この作り方で作った「てるてる坊主」には、顔を書いていません。
てるてる坊主の顔を書くのは願いが叶ったお礼に書いてあげるのが正しいみたいです。
てるてる坊主の吊る場所もこだわって!
せっかく作ったてるてる坊主を適当に吊るすなんてことないですよね?
実はてるてる坊主を吊るす場所や方角で更に効果がアップを狙えるんです。
空や太陽がよく見える窓際や軒先で、方角は南側が良いと言われています。
南側にカーテンなどがあるお家だと、カーテンレールに吊るすことができますね。
早くからてるてる坊主を作ったとしても、吊るす日は予定しているイベントの前日にしてくださいね。
あまりにも早くから吊るしてしまうと、当日に効果がなくなり雨が降ってしまう場合もあります・・・
てるてる坊主の正しい捨て方
「てるてる坊主」は作り方より、捨て方の方があんまり意識したことがないんじゃないかなと思います。
捨て方をマスターして、てるてる坊主をこれからも使いこなしていきましょう。
てるてる坊主の捨て方は、
- 晴れて願いが叶った時
- 雨が降ってしまった時
の二つに分かれます。
晴れて願いが叶った時の捨て方
まずは、晴れて願いが叶った時の捨て方です。
お願いするときにはてるてる坊主には顔を書いていなかったので、願いが叶った時にはお礼として顔を書いてあげましょう。
そのあと、お酒を頭からかけて捨てるか、袋や箱に入れて捨てましょう。
燃やすという方法もありますが、火事につながる可能性もあり危険なので可燃ゴミで捨てるようにしましょう。
最後捨てる時に「ありがとうございました」という気持ちを込めることが一番大事です。
雨が降ってしまったときの捨て方
雨が降ってしまったときは、てるてる坊主に顔を書かずに箱や袋に入れて捨てましょう。
雨が降っても燃やすという方法はありますが、こちらも危ないのでやめておきましょう。
こちらの場合は、「次は晴れますように」という気持ちを込めながら捨てるようにしましょう。
顔は、晴れたら書いて雨なら書かないのがいいんだね
平安時代から江戸時代とかなり幅広いですが、昔からの風習で今も残っているくらいなのでかなり長い歴史があります。
正しい作り方と捨て方で、大切なお出かけやイベントまたは子どもの行事などの当日はきっと晴れてくれるでしょう。
一番大切なのは、気持ちです。
心を込めて作ることできっとその思いが通じるはずです。